2008年12月3日水曜日
温故知新
最近こんなことをふと思った。。。
小学生のころ、社会【歴史】という教科がそんなに好きじゃなかった。「いい国つくる・・」とか「大化の改新・・」とかただ年号を覚えるだけ、そして公民という教科だったか、「国会」やら「政治」なんやら、その頃私は、政治家はお金をだましとる悪い人たちのかたまりだと思っていた。中学生のときももっとそうだった。みんな一生懸命年号を覚えるだけで、これは何なんだぁと思っていた。こんなこともあったからなのか、高校生になり、数学が得意、化学・英語は得意というより好きなので、理系の道へ進んだ。
話は少々遠回り・・・大学生のときギターにハマって、【ギターの神様エリック・クラプトン】の曲を多数聴いた。クラプトンは自分のリスペクト(尊敬)するブラックブルースマンたちの曲を自分なりに敬意を表し、アレンジし自分の曲とするスタイルで、私も聴けば聴くほどオリジナルの曲はどんな曲なのか、クラプトンはオリジナル曲をどんな思いでアレンジしているのか、と古きブラックブルースマンたち、ロバート・ジョンソン、フレディー・キング、マディー・ウォータース、その他大勢の曲を聴きあさった。
その後私は結婚。ryo-が生まれた。自分は【父親】になったのだ。私はryo-の父親として素晴らしい人間になろう!と決心した。そんななか、ふと自分のリスペクトする人を考えてみた。
すると頭の中にあるひとりの方がすぐ浮かんできた。その人は、
オヤジだ。自分の父親だった。
今まで深く考えてこなかったが、自分のリスペクトする人がオヤジであると確信したときから、クラプトンがリスペクトするブルースマンたちの曲を研究し、自分の曲とするように、【オヤジを知りたい!】と思うようになった。そしてそれからオヤジと良く酒を飲みにいくようになったと思う。そして今度はオヤジを知るほど、大学生のときクラプトンを思い、古きブラックブルースマンたちの曲を聴きあさったときのように、まだ自分が生まれていないオヤジの時代を知りたい、その頃の出来事などを知りたいと思うようになる。そういう本を読んでいくと、今度は【戦後】や【戦争/第二次世界大戦】などのキーワードが必ずあり、それを知りたいと思うようになる。そうしているうちに、ふと思った・・・・。
もしかして、【歴史】ってこういうことなのか?
私の場合、リスペクトするオヤジを中心にどんどん時代や出来事を学び、そしてまたそうした時代、出来事の中のオヤジを思い、それが自分の【ryo-の父親として素晴らしい人間】と結びついてくる。
こんな【歴史】を小学生時代におもしろい!と感じることはもちろん自分にはできないのは当たり前だ、でも今気付いて良かった。ふと思ったことだが、なにか非常に大切なことのような感じがしたので文章にしてみた。
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